こんにちは
本日は攣る(つる)事について書いてみようと思います
ここ最近、脚が攣るというご相談が大変増えてきております
まず、攣る事について簡単に解説していきます
攣るというのは「自分の意志とは関係なく筋肉の収縮が起こり、収縮が続いてしまう状態」です
筋肉は収縮するときにも、弛緩するときにも栄養素が必要になります
その栄養素を輸送しているのが「血流」です
トラックで荷物を運搬する工程ととても良く似ています
スムーズに栄養素を筋肉に輸送する為には
血流が良くないといけません
その血流に関連するのは「水分」です
水分量=血流量だと思っていただいて結構です
なので水分不足は血流を滞らせます
これが良く言われる「水分を取りましょう!」になってきます
また、筋肉が硬いのも血流を阻害するので
「マッサージやストレッチで柔らかく保ちましょう!」となる訳です
ただ
いくら血流がスムーズでも栄養素がないと意味ありませんよね?
これが「塩分やミネラルを摂取しましょう!」につながってきます
水だけ飲んでてもダメですよ〜っていうのはこのような理由です
そして最後
血流中の栄養素を筋肉に移行させる工程があります
いわゆる「荷下ろし」です
せっかく目的地に到着したのに荷下ろしせず通過したら意味ないですよね?
意外と見落としがちな部分です
この工程、実は「血管年齢」が関与していると言われております
加齢に伴い、攣る機会が増えてくるのもこちらが影響している可能性があります
この荷下ろし部分をサポートしてくれるのが漢方です
水分・栄養摂取と筋肉のストレッチ・マッサージ
こちらを十分に行なっているのに攣ってしまう場合は漢方を試してみると良いと思います
以上が攣る事についての簡単な解説になります
ただ、残念ながら
上記を全て行なっても良くならない方は一定数いらっしゃいます
その理由として
他にも様々な事が影響するからです
例えば
腸での栄養吸収
心臓や循環器の疾患
肝臓・腎機能の低下
ストレスなどなど・・・
これらが複雑に絡み合い「攣る」という症状が出現しているのです
いままで沢山の医師に良い方法がないか相談してきました
返ってきた返答は
「画期的な治療は今の所存在しない」です・・・
じゃあもうどうしようもないのか…?
ここから先は、私の経験則ですので話半分で聞いてほしいのですが
たくさんの方を治療してきた中で「攣る事」にお困りの方の多くが
筋力が低下している印象があります
ここ最近、攣る事のご相談が増えたのも
猛暑で水分が足りていない事だけが要因ではなく
猛暑によって外出・運動する機会が減少した事による筋力低下も一因ではないかと推測しています
動かすと攣っちゃうので、その部位を運動したくない
その気持ち、よーく分かります
でも、それが悪循環を生んでいる気がするのです
近年、筋肉には驚きの働きがある事が分かってきています
痛みを堪えながら、歯を食いしばって運動する必要なありませんが
是非是非、攣ってしまう部位そしてその周囲の筋肉
筋力をつけてみてください
散歩では筋肉はつきませんからね
もう少し負荷の強い運動がオススメです
そして、運動後はしっかりケアもしてください
筋力をつける
それが重要な突破口になるのではないか?と密かに思っております
あくまでも私見なのでご参考程度にm(_ _)m
本日は以上です
長文お読みいただきありがとうございました