こんにちは!田野整体院の田野悠介です。
本日は肩こりや首こりについてお話ししていこうと思います。
近年、我々治療者の中で改めて「血流」が注目されてきています。
多くの先生が血流を意識した施術の重要性をおっしゃっています。
治療の根本の根本は自己治癒能力を高めることにあります。
もちろん筋力をつけたり柔軟性を高めることも大事ですが、我々は骨折を治すことも炎症を収めることもできません。
あくまで治癒を促進させる。そして悪化しないように日常動作を真剣に改めてもらう。
ここが治療の本質だと考えています。
話を戻します。
ご存知の通り血流が全身に酸素・栄養素を送り、老廃物を運び出します。
血流が悪いということは自己治癒能力が低下するということです。
栄養素も運んでいるわけですから筋力も付きにくくなるはずです。
そんなに血流が滞るイメージがない人もいると思いますが、
本当に滞るのです。
当然、完全には遮断されませんよ。
イメージでいうと100%の血流が80%程になってしまうイメージです。このくらいでは自覚症状は出ません。
ただ、これが50%になると症状に現れてきます。(例え話です)
人間には血流が滞りやすい箇所があります。
首にも代表される血流(神経も)の絞扼部位があります。
それがここです。
少し分かりにくいですが、首の真横から少し前方(鎖骨の上あたり)にある部位です。
黄色が神経で、その下にある赤色の管が動脈です。(青色の管は静脈です)
橙色が筋肉でその狭い隙間を神経と動脈が通っているのがお分かりいただけると思います。
ここで血流が滞るのです。
ここでの症状は自律神経の症状も出るのでひどくなると、頭痛・めまい・吐き気などの原因にもなります。
重度の肩こり症状を訴えられている方の多くがこの部位に問題があります。
ここの隙間に関して、何かしら手を加えないと症状はすっきりしません。
僕はここの部位に対して長い時間をかけ、じっくり施術することが多いです。
ただ、このあたりはリスクが大きい部位なのでセルフケアはあまりオススメしません。
行うなら少し温めたり、ごく軽くマッサージをするくらいにしておいてくださいね。
あまりにつらい症状であれば我々専門家へ相談することをオススメします。
この部位に関しては自分で行うのは難しいです。
これから寒い季節になりますので、少しだけ血流を意識して生活をしてみてくださいね。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました!