4月28日財務省の財政制度審議会の中で
「医療費の窓口負担の拡大」を検討するとの提言があったようです
現在は
69歳まで3割負担
70〜74歳までが2割負担
75歳以上が1割負担
所得などによって変動はありますが多くはこの負担割合となっています
今回、それに対して「一律3割負担」という案が浮上してきました
いやぁ遂にきましたね、ここにメスが入る時が
OTC類似薬といい、今回の案といい
「流れ」が変わってきている印象を強く持っています
整形外科クリニックで働いていると
高齢者目線で考えた時、病院経営目線で考えた時、医療者目線で考えた時、そして納税者目線で考えた時
見方によって行き着く答えが大きく乖離していて
10年以上前から自問自答をしている難題でもあります
正直
病院に来る必要があるのかな?って疑問に思う患者さんは少なくありません
それは軽症だから、というだけではなく
その症状は病院に来る事で「改善」するのか
そして病院側も来院してもらうだけの効果をしっかり提供できているのか
そういう意味も含めてです
「歳だから仕方ないね、湿布と痛み止め出しておくから様子見てください、では次2週間後ね」
こういう説明を繰り返し、それを真面目に聞き入れずっと再来院される患者さん
そういう話は五万と聞きます ←今働いている病院を指している訳ではありません
これを莫大な税金でまかなっているという仕組みは
やっぱりおかしいと思います
そう思う一方で
仮にそういう患者さんを「病院に来なくていい」と切ってしまったらどうなるのか
と考えると見方が大きく変わってきます
まず潰れる病院が続出するでしょう
都心ならそれでいいかもしれません
でも、地方がそういう訳にはいきません
必要な人が病院にかかることができない
いわゆる「病院難民」が多数発生すると思います
また、外出機会が近所の買い物と病院受診しかないという方は
皆さんの想像より遥かに多いです
そうなると病院に行かない事は「外出機会」を失う事になります
そして病院でしか他人と話さない人にとっては「会話」を失う事になります
そうなるとどうなるか、想像に難くないと思います
そんな理由で私たちの税金を使うな
仰る通りです、仰る通りすぎる。
この仕組みはいつか変えなければいけないですよね
僕もそっち側の考えです
でもすぐにそれに代替えする施設(案)は思い浮かびません
これはあくまでも極端な例ですが
間違いなく、上記のような新たな問題が生まれてくると思います
そんな中の今回のニュース
今後どのように一律3割負担に向かっていくのか
スムーズに移行していく事はできるのか
ワンクッション、ツークッションあるのか
個人的にはとても興味深いニュースでした
保険診療をメインに行なっている整骨院さんなんかも厳しくなるかもしれませんね
今後の動向に注目していきます
本日は以上です
お読みいただきありがとうございました!